Zaki-san's Bar

少しゆっくりしませんか? 楽しい事、好きな事 話しましょ

母に会いに行きました 人と人が会う事の素晴らしさを実感

施設で暮らしている母

 

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90歳になる母は、5年ほど前から特別養護施設に入って暮らしている。

とても幸運なことに、本当に親身に介護をしてくださる良い施設に入れた。

母も、とても気に入っていて、入所の直前の病院での入院で急激に進んで

しまった認知症や気力の衰えがどんどん回復した。

ただ、ここ2年ほどのコロナ禍で面会もままならず、また昨年転んで足の骨

を折ってしまい、自分で歩く事ができなくなった事などもあり、年相応に

衰えているのは否めない。

 

コロナ禍の緊急事態宣言解除で 直接面会が解禁に

 

今年の7月からの緊急事態宣言で、それまでできていたテレビ会議での面会

も全面停止になり、数か月会えなかったが、施設の皆さんの努力のおかげで

15分間の間、色々な制限はあるなかで直接面会ができるようになった。

換気した施設の入り口付近の部屋で、透明なパーティション越しでの会話

であり、耳も遠い母との会話はなかなか大変であったが、それでも

TV会議の時にはほとんど会話にならなかった時にくらべるととても近く

久しぶりに孫の顔も見られて 本当に嬉しそうな母を久しぶりに見た。

ただでさえ、大変な中で、入居者や親族のために少しでも近くで会える

ようにと考えてくださった施設の方々には感謝しかない。

 

物理的に直接会う事の素晴らしさ

 

もちろん、TV会議でも、実際にリアルタイムで様子を見る事ができて、

その時も母は僕たちの顔を見れば嬉しそうにしてくれていたし、本当に

ありがたい事であった。

でも、やっぱり人間同士が直接同じ場所で同じ空気の中で会う事の

すばらしさは何物にも代えがたい。

IT企業でずっと働いて来た僕にとっても、ICT技術は素晴らしいが、

その限界も感じざるを得ない所である。

コロナの一番の不幸は、人間同士が同じ空気の中で会う事で感染が

拡大してしまう事である。 これは、ただでさえ希薄になりがちで

孤独の時代ともいわれる現代において、世界中の人々が、実際に

人と人が会って物理的につながる事の大切さを改めて気づかせて

くれた事もまた事実であると思う。

 

先日、約2年ぶりにバンドの友達と会いました

 

ついこの間、高校の時の友達で、大学でも一緒にバンド活動をしていた

友達と2年ぶりにスタジオでセッションをして、そのあと飲みに行った。

その間も、別記事で紹介したリモートセッションを行ったり、SNS

色々な情報交換をしたりしていたけれど、やっぱり本当に会って話す

事の素晴らしさはこの時にも感じた。

 

junsandazo.hatenablog.com

人の繋がりの素晴らしさ

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昨日のNHKスペシャルでニューヨークのジャズの話をやっていたが、

(上の写真はフリー素材から取ってきたもので、番組とは関係ないです)

上記の記事でも書いた通り、リモートセッションをリアルタイムで行う

この技術の素晴らしさには全く疑いなく大阪ではとてもお世話になったが

音楽の世界も、いくら色々な技術が進んでも、生音というものには

どうしてもかなわない。 それは僕のような電気楽器であっても

変わらないし、ドラムが生で一緒に演奏する事の気持ちよさはリモートでは

味わえないものだ。

 

話がちょっと脱線したが、コロナはまだまだ油断できない存在であることは

言うまでもないが、一方で、飲み薬やら、ワクチンも改良が重ねられていて

もう少しすればきっとまた 人と人が一緒の空間でつながる事ができるように

なると思う。 世界中の人々が、人間同士の暖かいつながりや一緒に居る事

の素晴らしさを感じて、自分さえ、自分の国さえよければというのではなく

同じ人間どうし、皆が一緒になって笑って、触れ合える世の中になれば

コロナというのも、ある意味 ポジティブに受け止める事ができるのかも

しれないな。 なんて事も少し思いました。