以前一度、振り返ったが、もう一度 大阪単身赴任時代の思い出を
書こうを思った。
サラリーマン生活最後になる（だろう）単身赴任の決断
２０１８年５７歳で迎えた正月。
定年まで３年ちょっとにして、次の職場がはっきりしないという状態に。
いやー、５０半ばすぎると、今のサラリーマンは結構辛い立場になる。
そんな時に、舞い込んだ話が、人生で初めての東京以外での赴任という
かなりの決断を要する話。
ただ、そもそも何度も出張で若いころから通った場所で、お客様との
合弁会社への出向という事で、ある程度はわかっている場所と仕事だった
ので、受けることにした。
バタバタの赴任準備
正式に決まったのが１月の半ば過ぎだったが、前任者が４月で帰任
（前任はお客様側からの出向で、期限であったため待ったなし）
のため、３月初めには赴任して、引継ぎを行うという事で、１か月で
住居を見つけて引っ越しとなった。
以前からの出張を含めて、ある程度の土地勘があったので、住む場所は
大阪メトロ御堂筋線 江坂から直通の北大阪急行 千里中央の間ぐらい
と決めてネットで物件を検索。
江坂近辺に良い物件を持っていそうな不動産会社とメールでやりとりを
して、２月の初めに条件に合いそうな物件３－４件を見学に行った。
その中で、何と言っても部屋の作りや環境がとても良い物件があり
かなり気に入った所にほぼ即断で決めた。
いよいよ引っ越し
２月下旬、いよいよ引っ越し。
引っ越し前日には、新しく買った電気製品や家具の搬入の立ち合い。
まずは、引っ越し荷物を入れるための食器棚やタンスを先に搬入。
この日は、ホテルに宿泊。
この時、夕飯を食べに行ったのが、江坂駅前のビルにある「もんじゃ」
屋さん「ひまわり」。 もんじゃ焼きが美味しいのはもちろんだが、
角ハイボールや各種酎ハイの飲み放題２時間なんと８００円！
その後も、会社の同僚と何回か行ったお店である。
ビルの3階にあり、窓際の席からは江坂駅が目の前に見える
新幹線での帰省の過ごし方が決定した
単身赴任の3年ちょっとの間、月に1度程度 実家に帰省していたが、
最初の時に、新大阪駅で弁当とビールを買って乗った。
その時に買った弁当が、後で知ったのだが、新大阪で一番人気の
淡路屋の「旅のにぎわい御前」、この超豪華で酒のつまみにも
とても良い弁当がなんと1,000円ぽっきり。（今は1,100円）
タコ飯と栗おこわ。
煮物、すき焼き、串カツ、たこ焼き、かまぼこ、焼シャケ
とにかく質量ともに最強な駅弁。
大阪はやっぱり安くて旨くないと売れない。
この他にも、なにわ味めぐり 800円なども十分な量と品数。
東京駅のお弁当は正直高いものが多く、あまりにも差が激しい。
結局、東京駅では 崎陽軒のシュウマイ弁当が人気なのは当然
と言える。
4月になって、いよいよ、仕事は本格始動！
4月になり、前任の方は帰任され、いよいよ本格始動となった。
年度初めは部門方針の発表やら、色々と管理職は忙しい時期でもあり
結構大変ではあったが、新しい職場の人たちとも仲良くなりとても快適
な職場である。
昼食は、社員食堂で、いつも同じメンバー（僕の場合にはその会社の
経営層の数人といつも一緒）であったが、昼食後は社員食堂の横にある
社員カフェでコーヒーを飲みながら、まあ関西人が多い事もあって
毎日冗談を言いあって、大笑いをして というのが定番。
仲間意識の強い会社や組織というのは、本当に素晴らしいものである。
もちろん、仕事そのものは、銀行のシステム運用であるから、本当に
24時間365日息の抜けない大変な職場でもあったが、チームが団結して
いるとストレスがあっても、助け合っていい仕事ができる。
長いサラリーマン人生、正直 チームワークの悪い状況での仕事も
沢山経験してきたが、そういうチームはいい仕事はできない。
思い切って単身赴任で行った先であったが、そういう意味では本当に
恵まれていた。
4月。学生時代からの関西在住の親友と久しぶりに会う。
兵庫県のたつの市（姫路市の西隣りにある 揖保乃糸や童謡赤とんぼ
で有名な市）に学生時代からの大親友が居る。
卒業後も、ずっと交友があり、たまに出張などの際には連絡して、
数年に1度ぐらいのペースでは会って飲みにいくような大親友である。
大阪に住み始めて約2か月。少し落ち着いた4月の下旬の週末に会う
約束をした。
とにかく、何もかも、任せろというので、一泊できる用意をして
江坂から御堂筋線で新大阪、新大阪からはJR新快速で網干まで行った。
網干（あぼし）は姫路の３つ先の駅だが、新快速は本当に早いので、
新大阪から姫路まで1時間、そこから10分ぐらいなので、待ち合わせなど
入れても1時間20分程度では着く。
友達が車で迎えに来てくれて、そこからは、とにかくお任せ。
高速道路でどんどん西へ。 岡山にでも行くのかと思ったら、そこも
過ぎて、倉敷すぎて、とうとう 鷲羽山から瀬戸大橋へ。
瀬戸大橋、素晴らしい眺め
「なんだよ、高松にでも行くのか？」と聞くと「いやいや高知行って
カツオのたたき食おう」と平然と言う友達。。。
なんだかんだ、網干から3時間ちょっとぐらいで無事に高知到着。
なんとも、愉快な友人である。
とりあえず、3月４月を乗り切った。
一人飲みに行く店もいくつかめどがつき、いよいよ本格的に
単身赴任生活を充実させる準備ができつつあった。
