札幌も、本当に良く出張に行った
基本的には全国どこでも出張があるのだが、同じ部署でも
お客様との相性であったり、特に30代ぐらいまでの一担当者
であった頃は、同じお客様に何度も行くことが多かった。
その一つがラッキーな事に札幌であった。
札幌の冬が好き
札幌出張の思い出と言えば、冬がとても多い。
もちろん、東京の人間にとっては雪の真冬日などは非日常で
とても印象が深いからだとは思うが、僕は冬の札幌が好きだ。
札幌はさすがに日帰りは難しいので、日程は仕事前日の夜入り
なども多かったが、冬の千歳空港は真っ白な中に着陸という
これもとても珍しい光景であった。
最初の頃は、まだ列車の駅は直結ではなく、千歳空港からバス
で札幌に向かう事が多かった。
凍った雪道での地元の人のすごさにびっくり
バスが月寒あたりまで行くと、結構街中になり夜でもたまに人が
通っている。 なんと、自転車の人が結構いるではないか？？？
後で地元の人に聞いたら、歩くと足の裏が冷たいので、結構
慣れている人は自転車に乗るという事だ。 しかしねえ、タイヤは
スパイクってわけでもないのに本当にすごいね
あと、札幌の街中では昼のランチ時など、OLの人が小走りに横断歩道
を渡って、ヒールでざざーっ と横滑りしながら止まるのも何回か
見た。 おいおい、こっちは滑り止め貼った靴でゆっくり歩くだけでも
転びそうで怖いのにねえ。
千歳空港で、革靴の裏に貼る滑り止め（ゴムやプラスチックでできた
スパイク状のシール）を買って貼るのが札幌出張の基本だった。
ちなみに、冬の新潟出張の場合には、べちゃべちゃ雪でそもそも革靴が
厳しかったりするので、冬用のビジネスブーツ？を持っていた。
すすきののロードヒーティングはタクシーのる瞬間が怖い
すすきの（といっても広いけど）の繁華街の歩道は、ロードヒーティング
で雪が解けて乾いているところが多い。
これはとても快適で素晴らしいのだが、飲んだ後に、ホテルまでタクシー
で帰ろうとして乗ろうとした瞬間に道路は凍り付いていて、ずるっと滑る
僕も何回か転びかけてタクシーのドアにつかまって何とか耐えたことがある。
札幌の運転手さんは慣れっこなのか、「お客さん どちらからですか？」
なんて、声をかけられる事も多かった。
北海道は本当に上手いものの宝庫だ
札幌は、安くて旨い寿司屋もたくさんある。
今は違う店になってしまったが、当時、札幌に住んでいる会社の同僚と
良く行ったのが すすきのの「ポプラ寿司」だ。
とにかく安くて旨い。 当時、まだまだ給料も少ない若いころでも
結構好き勝手に旨い寿司を食べて、日本酒を飲んで、それでも3千円とか
いくかいかないかぐらいで食べられた。
特に、時価だったので、ちょっとビビるが ボタンエビの握りが最高で
これを頼むと 頭の部分を吸い物にして一緒に出してくれた。
不明朗会計だけど、コスパはどう考えても最高な小料理屋
先輩が驕りで連れて行ってくれる、気軽に行ける店だが結構高級な
小料理屋T も最高に旨いものの食える店だった。
基本的に、その先輩に関してはいついっても 何を食べても飲んでも
基本一人1万円という事だった（うーん、面白すぎるねえ）
ただし、僕が良く連れて行ってもらったのは、本当にかわいがって
もらっていた事が一番だ（と思う）が、東京から若い人が出張で
来たという事になると、女将が勝手に ウニ（箱）やら、
キングサーモン（焼き魚）やら、タラバガニの足やらを出して
くれる。
そのほかに、カウンターには美味しいおばんざいが沢山ならんでいて
とにかく、どれもとても旨いものばかりだった。
焦がしラードのスペシャルラーメン
知る人ぞ知る、札幌の焦がしラードラーメン 「爐」
今は移転しているようだが、もともと会社のオフィスがあったビルの
地下1階にあったラーメン店。
札幌ラーメンは大好きで、味噌の麺硬め を好んで食べていたが、
ある時、ランチの時間が限られていて大急ぎでとにかく入った。
で、スペシャルラーメンなるものがあり、興味を惹かれて頼むと
なんと真っ黒黒のラーメンが出てきた。
焦がしラードたっぷり入った濃厚なスープ、なんだけど、絶妙な味付け
の本当に美味しい札幌ラーメンである。
札幌出張で、一番食べたラーメンである。
色々と楽しい思い出が沢山
札幌出張はその後も、何度もあったが、色々な事があった。
ある時、雪まつり期間中に出張の予定が入った。
当然のように、札幌の宿は満杯。。。 という事で定山渓温泉に宿泊
した事もあったし、とにかく僕が好きな出張先のBEST3に入る本当に
大好きな街である。
