怖い話のお題で ビジネスホテルの非常階段に出たら入れなくなったていう話
を書いたんだけど、
30代~40代 まあ出張ばっかりしてたんで、北海道から沖縄まで
沢山のビジネスホテルにお世話になったんだよね。
で、色々思い出したんで、 遺産(すみません、今も現役のホテル
も多いかと思いますが。。。)として 語り継ぐべきとも言う
個性あふれるビジネスホテルについて 書いてみようかと。
輝く1回目は 沖縄は那覇(もうほぼ浦添市よりだったと思う)の
ホテル サンマリン・ナハ!
僕の周りの同僚とか、一度泊った人や赴任してた数人の間では
「さんまりん なの(?)」って呼ばれてたんだ。
その由来は、58号線の高架橋から 昔は看板が良く見えたんだけど
サンマリンナハ の 最後の「ハ」の字の右側が完全に落ちていて
サンマリン ナノ に見えてたって事。
(良く見ると 白い外壁が 微妙に周囲より汚れが薄いので元々は
ハ だったというのが、分かる所がこれまた何とも。。。(^^; )
で、何でそこに泊まる事になったかというと。
観光シーズンでも、僕らが普段泊る ビジネスホテルはシングル中心
のまさにビジネスユースなんで普通は全部一杯とかはならないんだけど
実は沖縄は 2月のプロ野球キャンプの季節が、ビジネスホテルは
全く取れなくなる。(今でもそうなのかまでは知らないが)
その頃は、直接ホテルに電話して 前日とかに予約の感じだったん
だけど、それが全然どこも空いてなくて。
そういう事が起きると 当時は 地元営業所の秘書さんに頼むのが
基本。 そうしたら、「ここ数日は全然 近くは取れなくて。少し
離れたところだけど、たぶん取れると思う」 という事で予約して
もらったのがサンマリンナハ。
サンマリンナハの不思議ポイント1:値付けが不思議
現地の秘書さんからの電話で「部屋のタイプは何でも予約
できるのですが、ホテルのお勧めはフォースが一番安いそうです」
は?? ユースホステルか山小屋じゃないんだから相部屋は勘弁。
「いや一人なんでシングルで」
「ああ(笑) いやいや フォースのシングルユースの方が
シングルより安くて 部屋も広いんで どうですか? って」
「あー そうですか、じゃあフォースでお願いします。」
結局 シングルには泊った事がないので、謎のまま。
サンマリンナハの不思議ポイント2:24時間シフト勤務?
最終便で羽田から那覇空港に着いた時点で22時半。
それから営業所で地元営業と次の日のお客様に出す資料の
最終仕上げを簡単にして、もう日付変わりそうな時間から
一杯飲んで。。。 結局 何度か電話して、OKだっていうので
チェックインは午前2時過ぎ。
門限が無いってのは、さすが沖縄かねえ。。。
で、フロントで申し訳ないけどベルを鳴らして呼ぶと、眠そう
な若いお兄さんが、ホテルマンらしく 白いシャツに黒ズボン
黒いベストで登場。 「すいません、すっかり遅くなってしまって」
「いえいえ、ご利用ありがとうございます。ご朝食はフロント奥の
レストランスペースで無料です」と中々親切で感じよい対応。
どこかで聞き覚えのある声。。。あ、東京からチェックイン
遅くなりますって電話した時、那覇から電話した時の人だ。
で、次の日 朝は8時に起床。無料のモーニングを食べて9時
にフロントでチェックアウト。 ベルを鳴らすと なんと
またまた、例の感じのいい若いお兄さん。。。 おいおい
昨日の昼前にも電話でてたし、何時間シフトなんじゃ。。。
サンマリンナハの不思議ポイント3:朝食券
チェックアウトの時に「あ、昨日チェックインの時に
(正確には昨日ではなく当日の午前であるが(笑))
朝食券渡し忘れて すみません。チェックアウト後でも
使えなますので」って朝食券を渡されそうに なった。
「あ、いや 食べました」 って言ったら「そうですか
良かった。もしよければ もう一度お召し上がりください」
って結局朝食券は領収書(手書き)と一緒に渡された。
いや、親切だし、何も落ち度はないけど。うーん
2回連続では食べないし、そもそも 相変わらず朝食会場
店員ひとりもいないから 券なくても食べられるし。。。
炊き出しかい。
まあ、ちょっと神経質な先輩は、夕方チェックインした後、
パチンコ屋で10時まで過ごし、その後一度もどるも、
鬱になりそうになり結局朝まで居酒屋で飲んで、
朝6時にチェックアウトして会社で午前中寝てたそうで。
なら、コインロッカーでいいじゃん(^^;
まだ やってるのかなあ?
あのお兄さんももういい年でしょうが、タフで親切で
なんかホッとする方でした。
その節はお世話になりました。
あ、そうそう、サンマリン という名前ですが、全然
海は見えないし、完全街中なんで。あくまでも基本
ビジネスホテルで、フロント横にゲームコーナーが
あるのがちょっとリゾート(んそうか?)なだけ。