Zaki-san's Bar

少しゆっくりしませんか? 楽しい事、好きな事 話しましょ

家でも我慢しないで思いっ切りギターが楽しめる アンプを超えたアンプ BOSS eBAND JS-10

昔は、家でギターを弾くってのは、まずは練習はアンプ無しの

エレキの生音(ペペペン。。。(泣)) 

 

か、アンプのVolumeを絞りに絞って やっぱり細いショボい

音で我慢するしかなかった。

 

ところが、HWの計算能力がどんどん速くなり、サンプリングの

技術や制度もどんどん良くなり 結果 低価格で小さくて軽量で

MarshallやFenderやMesa Boogieみたいな音が家で出せるモデリング

アンプが小型で2万円もしないようなものから沢山出ている。

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VOX amPlug2 ギター直刺しできるヘッドフォーンアンプ

マイクロキャビネ(2W)を繋いでベビースタックできあがり

 

 

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Marshall CODE25 MarshallによるMarshallモデリング

小型アンプの比較や紹介は世の中に沢山あるんで、今回は敢えてパスにします。

僕が持ってるVOX amPlug2 , Marshall CODE についてはまた機会があれば。

 

3年前に買って以来、家では他のアンプは一切使わなくなり、

これ1台でとにかく楽しくてしかたない。僕のお勧め中のおすすめ

BOSS eBAND JS-10

ギタリストのためのオーディオプレーヤー という機材なんだけど

それって何? という事で僕なりの解釈を含めて紹介します。

 

目次

1.BOSS eBAND JS-10 とは何ぞや

  1-1: BOSSのHPで 製品のアンプカテゴリーには載ってない

  1-2:ギターだけでなく、ベースやマイクを繋げて遊べる

  1-3:やりすぎ? なぐらいの色々な機能満載

 

2.BOSS eBAND JS-10 の ここが凄い

  2-1:家で使う小型アンプとして ここが凄い

  2-2:好きな曲をマスターしよう ここが凄い

  2-3:ギター、ベースのオーディオインタフェースとして ここが凄い

  2-4:ギターもベースも弾けなくても大丈夫  ここが凄い? 

 

3.BOSS eBAND JS-10  (敢えて言います) ここが少し残念

 

 

まずは概要から

 

1.BOSS eBAND JS-10 とは 何ぞや 

1-1: BOSSのHPで 製品のアンプカテゴリーには載ってない

 

機能満載で、BOSSのホームページの製品カテゴリーがアンプではなく

Backing、Rhythm & Recorders という 非常に分かりにくい

その他的な中にはいってしまっていて、機材の種類としては

オーディオプレーヤー という扱いになっている。

eBAND JS-10 は なんと発売は2012年7月 と、デジタル製品

としては異常な8年以上も売っているロングセラーなんだ。

 

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BOSS eBAND JS-10 見た目は昭和のミニコンポみたい

 

JS-10オーディオプレーヤーであって ギターアンプモデルがついている

というこの順番がとても重要になる。

そもそもギターアンプ(ここではスピーカーキャビネまで含めたセット

の意味)というのは、極めて特殊な特性をもった機材。

低い音から高い音まで、原音を忠実に再現するのが目的のオーディオ

アンプとは全く違うものなんだ。

  

そのため、ギターも 普通にギター専用アンプで鳴らしたものとは違い

専用ギターアンプで出した音を録音したCDをオーディオプレーヤーで

聞いてると思ってもらえば 一番その音の感じが分かりやすい。

更には、オーディオファイルと一緒に弾いたときに、とても相性が良く

まるで一緒に演奏したものを録音した音を聞いているかのような

一体感のある音がでてくるのである。

 

そこにギターアンプとしては、ローランドのモデリング技術

COSMアンプを搭載し、BOSSお得意のマルチエフェクター機能も

つけている。このCOSMやエフェクト類は 同じBOSSのギター

マルチエフェクターGT-100相当のものが入っている。

 税込み5万円程度で売られている機種相当の機能が入って

税込み3万5千円程度で売ってるJS-10のお得感はこれだけでも

よくわかる。

 

1-2:ギターだけでなく、ベースやマイクを繋げて遊べる

 

ギターアンプとしてはCOSMアンプのプリアンプモデル+エフェクター

で実際の音色を作っていけるのだが、ギターアンプ25種類だけでなく

本物のベースアンプのモデリングも3種類入っている。

また、ギターアンプモデルの中に、実際にはギターアンプの実物ではなく

フルレンジというギター特化ではない広い周波数をカバーし、かつ

クリーンでフラットなクセのないモデリングがあり、それを使って

バーブやエコーのついたPAアンプのような音がだせるので、

マイクでボーカルとして使う事もできる。

 

1-3:やりすぎ? なぐらいの色々な機能満載

オーディオプレーヤーとしての基本機能があり、かつギターアンプ

とマルチエフェクターがオールインワンになっているだけでも

な欲張りな機材だけど、そのほかにも 色々な機能がついている。

オーディオインターフェース機能も、オールインワンを活かして

簡単で使いやすいし、ループ再生、音程、再生速度の調整など

ギター練習のための便利な機能が ここまでやるか?ぐらいに

ついている。 

2.BOSS eBAND JS-10 の ここが凄い

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我が家のJS-10 Eagles,ロベンフォード ギター教室の課題曲(^^;

続いて Jeff Beckからの高中 いいね

 僕は このJS-10を 某有名楽器店のオンラインSHOPでアウトレット

(店頭展示品のためアウトレット扱い)3万円を切る価格て手に入れた。

約2年使ってきたが、今でも 新しい発見があったり、結構奥が深い。

 僕が実際に使って 凄いと感じた点をここでは紹介しよう。

 

2-1:家で使う小型アンプとして ここが凄い

 

「音がいい」

まずは、ギターの音が気持ちよくいい音。 この最も基本的なところが

ないと 他の機能がいくら良くてもね。

机の上においても 圧迫感のない コンパクトな筐体からは考えられない

ような迫力ある低音が、実は本体の底面にサブウーファーがある2.1Ch

サラウンドによって心地よく響く。

ギター単体での音ももちろんGoodだが、バッキング曲を流した時の

ドラムの迫力などが本当に素晴らしい。 

 

「プリセット音が普段使いしやすく、細かなエディットが簡単」

エフェクトは アンプモデル+エフェクターの組み合わせのパターンが

JAZZ、カントリーからポップス、ロック、メタルまで、プリセット音は

130種類もあるんだけど、どれも 普通に使えるものがほとんど。

決してギミックに走らない音作りは本当にありがたい。

そして、それぞれを アンプ種類と本物と同じボリュームやトーン

のつまみが 液晶表示されて 本物で調整するのと同じ感覚での

音作りができる。 

エフェクターも実際の有名な機種がわかる名前がついていて、

これまた実機と同じ調整つまみがグラフィックででてきて調整

できる。

モノクロで解像度も決して高いとは言えない液晶画面であっても

こういうちょっとした演出にアナログ感を出してもらうと

素直にテンションがあがって楽しいんだよね。

 

2-2:好きな曲をマスターしよう ここが凄い

ギター練習のために、細かな機能が沢山あってこれがまた便利。

MP3ファイルなどで JS-10に曲を取り込んだものの再生は

●その一部だけをループ再生

  難しいソロフレーズ部分だけ練習

●センターキャンセル(真ん中に定位している音を消す)

  ソロ部分のギター音を消して マイナスワンにして練習

  (センター以外の特定の定位部分の音を消す事も可能)

●ピッチ(音程)をかえずにテンポを遅くする(早くもできる)

  早くて難しい部分を まずはテンポ落として練習

●原音と違う音程で再生

  ダウンチューニングの曲などをいちいちギターのチューニング

  をしなおさずに、弾く。

などができる。

 

2-3:ギター、ベースのオーディオインタフェースとして ここが凄い

 

普通にUSBオーディオインターフェースとしてMACにもWindowsにも簡単

につなげることができる。

これが、本体のスピーカーで鳴っている アンプシミュレーター+

マルチエフェクトの音がそのまま出るので、苦労してアンプからラインアウト

で出して、D/Iやオーディオインタフェース経由でPCにつなげる。

更には、ソフトウェアアンプシミュレーターで音作りといった色々な

機材をチェーンにして、それぞれを調整して というわずらわしさ無しに

できるのが本当に便利。

 

実際、他の記事で紹介した ヤマハSYNCROOMでつかったら、リモート

の友達が 「なにこれ? 何で こんなにいい音なの?」 

オーディオインターフェース何使ってる? というので盛り上がり

その友達(ベース)が翌週、「俺もJS-10買ったよ」って

もう一人 別のベースの友達も、この話をしたら、「俺も買おう」って

ぼくの周りではコロナ渦もあり、家遊び+SYCROOM用にプチブーム。

ベーシスト達は、僕以上に これなんでこんな小さいのに低音がちゃんと

でるの? すごいね って言ってます。

 

もちろん、DAWオーディオインターフェースとしても、In/Outできて

スピーカーも一体で 音質も悪くない。 これまた、面倒な配線が少なくて

済むし、便利です。

 

2-4:ギターもベースも弾けなくても大丈夫  ここが凄い?

 

これは、当然ながら 取説にも書いてないし、普通にBOSSのサイトにも

書いていないんだけど、実際に使ってるユーザーは 偶然気づいてしまう

可能性の高い使い方。

それは ポータブルな結構音質の良い カラオケマシーン!!

 

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DA PUMP USA で マイクはクラシックプロ 1080円(税抜)

 センターキャンセルで 見事に歌が消えて カラオケの出来上がり

(ギターより ボーカルの方がきれいに消えます)

前もってJS-10に入れておけば 音程も変えられる!まさにカラオケ

常連の集まる近所の居酒屋さんの2019年の忘年会でも大活躍。

なんだけど、先輩方から 「これ 歌詞でないの?」 って。。。。

それは無理です。

 

3.BOSS eBAND JS-10  (敢えて言います) ここが少し残念 

最後に、そうはいっても ここは残念という点について

 

「AC電源 コンセント専用 (バッテリーは入ってません)」

バッテリー駆動はできないので、常にAC100Vのコンセントがあるところ

でしか使えない。 これは、 アウトドア BBQとかでも演奏+カラオケ

とかやりたいときにかなり残念。

(まあ、だから そういう宴会用マシーンではないんですけどね)

 

「内蔵の曲が増えてくると 探すの大変」

右のMENUとかのボタンの真ん中のダイヤルをひたすら回す事になる。

カテゴリーでちゃんと整理すればとか あるのかもしれないけど、

これは矢印ボタン長押しで 連続スクロールとかしてほしい。

 

「情報が少ない」

まあ、だから 今回 かなり長い記事になったけど、自分の経験

を色々記事にしてみた理由でもあるんだけど。

要するに、隠れた名機で 知る人ぞ知るなんで、情報が少ない

からますます 知る人が少ない。 で、大ヒットとはなってない

んで8年も作り続けていて 少し時代遅れの部分もあるのに

後継機の話が全然でない。。。。

 

このまま、後継機も出ないで、生産中止とかなったら どうしよう

BOSSさん もし生産中止の計画が出たら 目立つように公表お願い。

僕はそしたら 壊れた時ようにもう一台買います!!

 

とにかく、これは 絶対おすすめですよーー!