Zaki-san's Bar

少しゆっくりしませんか? 楽しい事、好きな事 話しましょ

定年後に思う事(定年後の1年ちょっとを振り返って)

定年後1年ちょっとの生活

昨年(2021年)の5月末で満60歳の定年を迎えて長く務めた

会社を退社した。

実際には、余っている有給休暇を取得した(全部は使いきれずだが)ため

5月は、ほぼ働かず、退社とその後の準備などだった。

その後は

「もろもろの手続きでバタバタと約3か月」

今まで会社でやってくれていた色々な社会保険などの手続きを全部自分で

能動的にしなければならない。 これは結構バタバタした。

世の中はうまくできていて、定年=突然 隠居してボーっとするなどという

事にはならず、それなりに活動的に過ごさざると得ないことで、次に向かって

行動するモードで準備できるのはいいことだった。

 

「再就職に向けた活動」

8月ぐらいから、失業保険が切れるまでには再就職しなきゃって事で

色々と活動を始める。 が。。。。 

そのあたりの話は過去にも書いているが

 

junsandazo.hatenablog.com

長い事、会社に勤めて、定年退職したばかりの60歳の就職活動は

思った以上に厳しかった。 そもそも面接や連絡に行きつかない。

というか、これは考え方にもよるが、正直、それまでのようなガンガン

働いて、ストレスだらけの人生を延長する事を希望するのであれば

狭き門ではあるが、機会は無くはない。

が、いやいや、もう少し自分の時間を持てるような少し緩い働き方

を考えようとすると、とたんにシニアは敬遠されるケースが多い。

まあでも、そうこうするうちに、小中学校でIT教育のサポートを行う

ICT支援員の募集に行き当たり、面接を受けた。

結果2021年の12月から今年の6月まで、ICT支援員として働いた。

時間はきっちりしているが、結構ハードな仕事ではあったが、正直

とても楽しかった。 

また、その中で、Google教育者認定という資格を取ったり、なかなか

充実していた。

「脊柱管狭窄症をきっちり治すために、また退職」

ICT支援員は、続けたかったのだが、最近記事にも書いているように

脊柱管狭窄症の痛みが治らず、通勤と歩きの多い職業でもあり、どうにも

続けていく事がきつくなってしまい。

思い切って根本治療をしようという事で、ICT支援員は7か月でリタイア。

そして、入院、手術を行い、今のリハビリ生活にいたっている。

 

定年後の1年と少しを過ごして、思う事

この1年、定年、再就職活動、再就職、再退職、手術とリハビリという

短い間に、色々な経験をした。

そこで、定年後の過ごし方について思ったことが色々ある

「何をするのも、すべて自分で自由に決められる」

いつ何をするか? 何を生活の中心にするか?

どういう働き方をするか、またはしないか? などすべては自分が

日々自由に決められる、これは、長年サラリーマンをしてきた人間

にとっては、少し面食らうような事態である

これを楽しめるかどうかは、定年後の生活を充実したものにできるか

どうかの最大の課題だと思う。

最も大切なのは「xxをいつまでに、しなければならない」とか

「計画的にxxをしなければならない」とが、そういう強迫観念を

持たないことであると思う。

過去記事にも書いたが、定年後の指南書 のようなもののほとんどは

非常に買ってな価値観の押し付けがほとんどで、なにか現役時代以上に

何かに集中して頑張らなければならないというような危機感を煽り

そのためには50代からxxをせよ など 本当に無責任なものが

多いと思う。 

それよりも、まずは自分に長年ご苦労様と言ってあげることや、

これからは、もっと気ままに過ごせばいい という考え方をする事の

方が大切である。 楽しめる程度のストレスなら良いが、基本的には

義務感からくるストレスは百害あって一利なしである。

もちろん、その人の性格にもよるが、長年サラリーマンで曲がりなりにも

やってきた人、やってこれた人は、最低限の責任感やまじめさがあるはず

で、欲望を満たすためにガンガン生きる事を勧めるような、指南書は

読まない事をお勧めしたい。

「贅沢しなきゃ、生活ってできるもんだねえ」

僕の場合、幸運だったのは、子供も社会人として働いており、また

ローンも残っていなかった。さらに、企業年金個人年金などを

若い頃から先輩からの忠告にとりあえず素直にしたがってコツコツ

積み立てていた事から、十分とまでは言わないが生活をなんとかできる

収入があった。

という前提ではあるが、実際、現役時代の数分の1の収入になると

税金、社会保険、その他 その比率以上に下がる。

また、再就職後にも感じた事であるが、毎日通勤する事で

昼食、帰りに一杯飲みに行く、飲み物や間食、着るものや靴、カバン

などなど、働く事でかかる経費が激減する。

そうすると、本当にびっくりするほど生活費は下がるものである。

この事は覚えていて損はない。

「楽しい事は、たまにあるから楽しい」

これもまた、とても重要な気づきである。

本当に異常な忙しさのサラリーマン時代のピークには、あまりのストレス

で、ほぼ毎日2-3件はしごして酒を飲み、ストレス発散のために、贅沢

をしていた。 でも、毎日そういう生活していると、どんどんと満足度が

下がってくる。楽しい事というのは非日常であるほど大きく感じるもので

あると思う。

そして、小さな事に、楽しみを見いだせるようになると、毎日が充実

する。

「本当にやりたい事、楽しみを2つぐらい持てるといいね」

自分を肯定するような事ばかりで恐縮ですが、その中で、何か定年後の

自由な時間を使って 本当にやりたい事、楽しみ が2つ3つあると

いいと思う。

僕の場合は、このブログにもある通り、音楽(特にギター演奏)と

お酒(美味しい肴で美味しく飲む)が一番の楽しみである。

     

これを、強烈に感じたのは、大阪に単身赴任して、現役サラリーマン

時代の最後に、かなり自由な時間を持てた生活をした事でもある。

他の記事にも書いたが、もちろん仕事の責任は結構おもかったし、

一旦何かあれば大変なストレスにもなったが、トラブル等さえ無ければ

週末などは本当に気ままな一人暮らし。

その中で、ギターを弾いて、美味しいもの食べて、美味しいお酒を飲んで

それの繰り返しは非常に楽しい時間の連続だった。

そして、音楽とお酒を通して、沢山の友達もできた。

自由な時間をどう過ごしていいか、わからないというふうにならないように

是非、自分のすきな事(もうちょっとした事でいいので)をいくつか持つ

事をお勧めしたい。

 

まとめ

ちょっと色々思うままに書いてみようと思って書き出したが、

とんでもなく長文になりました。

これは、僕個人の性格や、僕個人の価値観で思ったままの事であり

すべての人に当てはまるなどとは思っておりません。

でも、少しでも、定年後世代だけでなく、皆さんが日々楽しく充実

した生活を送るひとつのヒントにでもなれば幸いです。