Zaki-san's Bar

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60代の過ごし方を考える 2

60代の過ごし方を考える。 前回は、いろんな選択肢、可能性がある事、

そして、ともかくは一旦定年退職をきっかけに、一度頭の中をリセットして

これからの行き方、過ごし方を自由に考えたいという事を書いた。

そういう中で、色々新しいチャレンジも含めて 行動しながら考えて

いこうと思っている。

 

自分を過去から解放してあげる

 

いきなり、やや哲学的なお題にも見えるかもしれないですが。。。(汗;)

過去のしがらみ、や そこで形成された固定観念やある集団での価値観 

そういうものを一旦忘れてみる事(100%は無理であり、何も良いところ

は捨てなくていいけど)を意識する事はとても意味があると思う。

 

自分の本当にやりたい事、自分に正直に生きる事が 人生の幸せにとって

とても大切な事なんだ って事は以前にも書いたけど、それをピュアに

考えるためには、過去のしがらみや固定観念は明らかに邪魔なものになる。

色々考えている時に それが出てくると、「それはちょっと無理がある」

とか「そんな事は皆に笑われそうで、恥ずかしい」とかそういう思いが

出てくる。

特に、今まで できていなかった事というのは結局そういう制約を自分で

考えて 優先順位を落としてきたものだろう。

だったら、まずは、そういった制約になるものを取っ払う事が第一歩に

なると思っている。

 

そんな、自由勝手な事して、将来 大丈夫なのだろうか? タガが外れて

お金を使いすぎたり 問題が起きないか? と思うかもしれない。

でも、大丈夫。 60歳まで、なんだかんだ言いながら頑張って仕事をして

生きてきた人は、破滅するまで自由には絶対なれない。

だから、自由にチャレンジするという事を意識づけするぐらいでちょうどいい。

 

心配事を整理して減らす

 

心配事というのは、必ずある。

これに気を取られはじめると、自分のしたい事を自由にという事など考える

余裕がなくなってしまう。

この歳になり、一旦定年退職した僕のような人間にとっての心配事は、主に

自分自身や家族、プライベートな事が多くなる。

プライベートな心配事は、考えるとどんどん拡大して、所謂 漠然とした不安に

なっていきがちである。 例えば、ちょっとここの所 「胃腸の調子が悪い、

食慾も乏しい」 とく心配事が、「もしかして胃潰瘍胃がん?」となり

「最悪、末期のガンが発見されて手遅れで、死んでしまうかも」となっていく。

分かりやすいように極端な例であるが、つまりちょっとした心配事が気になる

と最後には人生が終わる という大きな危機に発展してしまう事がある。

残念ながら、人間はそういう生き物なんだそうだ。

人間の祖先は 進化の過程で 物理的な格闘能力は多くの動物よりも劣り、

そのため、ちょっとした物音でも「もしかしたら猛獣が居るのかもしれない」

最悪 食われてしまうかもしれない という事まで想像する事で次の行動

に備えるという事をしてきたらしい。それがまさに ちょっとしたきっかけ

を心配して、最悪の想像まで不安を高める事で危険を回避するという事だ。

 

大分、話が脱線気味なので、少しもどすと、現代の私たちは、心配ごとを

小さなうちにきちんと現実的に整理して、減らす事で 無駄な不安を大きく

しない事が大切という事である。

 

心配事を整理して減らすには

 

心配事、気になる事を減らすという事については、これは長年やってきた

サラリーマン時代の管理職としてのノウハウやスキルが大いに役立つ。

 

(1)課題(=心配事)を具体的かつ単独のものに分割する

    まずは、課題を小さく分割して、より具体的に定義(記述)する。

    こうする事で、直接的でわかりやすい解決策を出しやすくなる。

    例えば、「収入が現役時代よりかなり減って、生活ができるか心配」

    という心配事をまずは「収入はどの程度見込めるのか」「支出は

    どのくらいになるのか」と2つに分割する事で整理していく。

    更に、支出は「定期的にかかるもの(光熱費、住居費、食費など)」と

    「不定期にかかる可能性のあるもの(レジャー費、医療費)」 に分ける

    こうして、例えば光熱費に絞れば、もっと安い電力やガス、あるいは

    節電ができないか? とか具体的な対策を検討できる。

 

(2)自力や自分の工夫や努力では解決できない問題は一旦忘れる

    (1)で頑張っても、例えば、天災、将来の病気などについては実際に

    単純な解決策はなかなかない。 そういうものは、もちろん保険をかける

    防災の備えをする、健康維持に気を付けるなどの予防策はできる事は

    するとして、偶発的なものについては、悩むだけ無駄なので一旦それは

    忘れる習慣をつける事が重要になる。

    人事を尽くして天命を待つ ではないが、ある程度整理して やれる

    事をしたら、人間落ち着くものである。

 

まあ、そういっても、僕自身 気が付くと またすぐ 心配事を考えている

時が結構ある。 だからこそ、こうして、ブログに書いたりする事で、自分の

頭を整理する事がとても有用である。